ジグの種類と使い分けについて

 まず、ブリを狙うことを考えるよりも前に自分が通うポイントの特徴を思い浮かべてください。

磯でのショアジギング

 ブリ以外でもそうだと思うのですが、だいたいどんなジグでも奴らは食ってきます、問題なのは魚がいるところにジグが届くかどうか、これが最初の関門というわけです。

ポイントの水深でジグを使い分ける

 ひとまず潮の流れは考えないこととして、ポイントの水深でジグのウエイトを分けて考えるとわかりやすいかもしれません。

  • 水深5~20mなら30~40g
  • 水深20m以深なら40~60g

沖磯は足元から水深がある

 ただ、ロッドのジグウエイトの限界点もありますし、潮の流れの強さもありますので、水深だけでジグを決められるわけではありませんが、基本として水深とジグのウエイトの相関だけは頭の中に入れておきましょう。

ジグのカラーリングの使い分けの基本

 ジグのカラーに関しては、3種類に分けて考えるといいと思います。アピール、ナチュラル、グロー系の3種類ですね。

 カラーリングの使い分けの基本は以下の表のとおりです。

アピール系 濁りが強いとき
天気が悪いとき
ナチュラル系 海が澄んでいるとき
天気が良いとき
スレているとき
グロー系 日が沈んでから
暗いとき
深いポイント

 あくまでも基本の考え方です。

カラーリングの悩みどころ

 沖磯ではなく、地磯や堤防などからのショアジギングは基本的に海が濁りやすい条件(沿岸は色々流れ着きやすい)なので、カラーリングはアピール系が強いことが多いです。

 が、みんながこぞって同じアピール系をキャストし続けるとなるとそりゃ、スレやすくなりますよね・・・っということになります。

撃投ジグ

 じゃぁ、ナチュラル系が絶対強いのかというとそうではなく、ブリなどの青物系は回遊しているものがほとんどなので、スレるっということも少ないから結局アピール系なのか・・・??

 で、結局何色が良いの??って話ですよねwww

 地域の釣具屋さんや釣果情報などで釣れているジグのカラーリングの情報も仕入れておきたいですね。

ジグのウエイトバランス

 ジグの重心の位置でこれまた使い分けをすることができます。ざっくり分けて3種類、センターバランス、リアバランス、フロントバランスの3種類です。

  • センターバランス:中央に重心があるジグ
  • リアバランス:ジグの後ろの重心があるジグ
  • フロントバランス:ジグの前に重心があるジグ

センターバランス
↑これはセンターバランスのジグ

 それぞれの特徴を以下の表にまとめたいと思います。

センター
バランス
基本のアクションをどれも問題なくこなせるオールラウンダー。初心者さんは深く考えずにセンターバランスのジグだけでもいいかもしれないと個人的には思う。
リア
バランス
キャスト時に遠心力がつくのでとにかく遠投性能が高い。フォールスピードも速く、シャクっても浮き上がりにくいことが特徴です。
フロント
バランス
ジグをキビキビと動かしやすいのが大きな特徴。ただし、動きが付きやすい=ラインに絡みやすいということでもあるので、初心者さんは避けておいてもいいと思う。

ショアジギングのジグ使い分けまとめ

 ツラツラと書いたのでわかりにくくなったかと思うのですが、最後にタックルボックスに入れておきたい特徴のジグをまとめておきたいと思います。

  • 30~40gのジグを中心にそろえる
  • フロントバランスのジグ
  • アピール系とナチュラル系の2種類は必須
  • センターバランスか、リアバランスのジグにする

 っとまぁ、この条件でジグを用意しておくとだいたい間違いはないかなと思います(特に初心者さんは)。

 もちろん、沖磯ではこの条件じゃ厳しいこともありますし、何なら80gのジグじゃないとポイントにも届かないようなことにもなりますので、行くポイントとそこで使いたいジグの情報は釣具屋さんや経験者にしっかり教えてもらっておきましょう。

 しっかり情報収集して、持っていくジグを絞っておかないと鉛の塊を大量に持ち運ぶ羽目になりますよ^^

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